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GRAPEVINE『IN A LIFETIME』@福井響のホール

行ってきました! 福井遠かった。駅前しかぶらついてないのですがとても静かなところで、でも建物とかはわりと清潔感あって、また東京とはうって変わってとても暑く、日曜ってこともあって時間が止まってるみたいな不思議な気分でした。
響のホールは福井まちなか文化施設って名前がついているのですが、本当に普通にまちなかにあってびっくりしました。というか最初場所がわかんなくて通り過ぎちゃってました笑 2階の指定席はけっこう急でそれなりに見やすかったです。


一部は電飾看板を田中さんが持ってくるところから始まり、LIFETIMEを曲順通りに。いけすかないの途中で田中さんが喋ったというか「15年ぶりの福井だぞー!」みたいな煽りを長めに入れていたんだけど、それが別人のように荒々しくてびっくり。光についてではずっと逆光になっていたんだけど、それが曲とぴったり合っていてどこか神々しささえ感じさせていました。RUGGERGIRL No.8から間髪入れずの白日は超かっこよかった。大人ではいさおがマラカス?、金やんがトライアングルとベルを担当していておもしろかった笑 あと25かな? 田中さんのブルースハープが聴けました。
バインのライヴはいつも適度な緊張感がありますが、この再現ライヴではもう息をのむことすらためらわれるような張り詰めた空気が会場じゅうを支配していました。そしてまるで田中さんまでもが、孤高で神経質で誰をも寄せつけない、線の細い青年の頃に戻ってしまったかのようでもありました。電飾看板をステージから持ち去って一部は終わり。

二部では張り詰めた緊張の糸がほどけたかのように、田中さんが最初から思いっきり喋りまくる笑 この一日で一年分くらい、いやそれは言いすぎでも半年分のライヴくらいは喋ったのではないでしょうか……!? 以下思い出せるだけ書く! けどたぶんこれでもまだ発言全部じゃない気がする……
「あのー言わないかんことがいくつかあるんですよ。まずは……移籍しました。まあ我々が移籍したところできみらにはあんま関係ないんやけど。今後ともよろしくー」
「あとは……15年ぶりの福井。15年待たせたなー! 待っててくれたかー! こんなゆるいバンドだけど再現ライヴは緊張感あったでしょ? ……そっちが本当なんやけどな笑」
「15年ぶりってそれこそ15年前に一度来たっきりなんやけど。当時来てたひとおるー? おおおるんや。……じゃそれなりに年取りましたなあ」\中学生でしたー!/「中学生!? よくもまあ中学生でこんな……サービス精神旺盛じゃないバンドに」
「みんな意外とLIFETIMEのCD持ってないやろ?」\持ってるー!/\持ってるー!/\持ってるー!/「あれやろ、LIFETIMEしか持ってへんのやろ。なんといってもいちばん売れたアルバムですから」
「いまからやる曲はウエストコースト時代の大ヒット曲です。まあきみらは知らんと思うけど。カリフォルニアFMではもう流れて流れて……。まあカリフォルニアFMってあるか知らんけど笑 じゃあ今日は福井に捧げるThis town」
This town
「いまやったのはウエストコースト時代の曲でした。きみらLIFETIMEしか持ってへんから知らんと思うけど。次にやるのはイリノイ州時代の曲、イリノイ州ニューオリンズ時代の曲です。……なんか言うこと決まってきたな笑」
JIVE
「いまのはルイジアナニューオリンズ時代の曲でした。え? さっきと州が違う? それは言い間違えです。イリノイ州は次の曲でした。次はイリノイ州シカゴ時代の曲です。まあ、LIFETIME大好きなきみらは知らんと思うけど」
「なんか言わないかんこといっぱいあった気がしたんだけど。……移籍、福井15年ぶり。……2つしかなかった。俺ネタ2つしか持ってきてなかった笑」
田中さんのビールを開けるペースが明らかに速いので客席から\ビールおいしい?/「え?」\おいしい? ビール/「え? 聞こえへん。初老だから目も耳も悪くなってきてるんで、なんか言いたいことあったら大きい声で喋ってもらわんと。(右耳に右手を当てて声を聞くジェスチャー) ……ないんかい!」(あ、ちなみに一部ではちゃんと水を飲んでいました。。)
「こんな梅雨時ですけど福井に向かっていたらだんだんと晴れてきて感慨深かった。グレイプバイン持ってるなっていう。……だからもっとフェスに呼んでくれって笑」
「みなさん腰とか大丈夫ですか? グレイプバインよく言われるんですよ、盛り上がる曲がないって。なんか、棒立ちのほうが足腰にくるっていう。あのー、オーって拳上げてるほうが、モッシュとかダイヴとかして身体動かしてるほうが逆に疲れないらしくて。だからみなさん無駄に動いた方がいいですよ。を、おすすめしておきます。まあ次の曲もおっっそい曲ですけど。無駄に動いてもらって」
空の向こうから
・この途中で歌詞飛ばしが笑 照れたように笑う田中さん。
「いまのがイリノイ州シカゴ時代の曲でした。曲名は曲中に入ってるからはっきり言いませんけど」
ここでお喋りをやめてからの、
熱の花
豚の皿
・この流れがめちゃくちゃ熱かった……! いままでのゆるさはどこへやらというくらいの緊迫感。熱の花なんてもう二度とライヴで聴けることないだろうから嬉しかったし、そこから拍手すら起こらないほどの張り詰めた空気のまま豚の皿でもう身動きすらとれないくらい固まってしまった。間奏のあとの"不安な朝 歩く人の列"のところで両手を背に回して歌う田中さんの姿がめちゃくちゃ鬼気迫っていた。。
 豚の皿の最後は「BSEが気になり出す 東尋坊が気になり出す」だった。全然聞き取れなかったのだけど前のひとたちが「東尋坊……!」って言ってたのでわかりました前のひとありがとう。
「いまのがロンドン時代の曲でした。プログレって言われてた頃ね」
「みなさんどうですか。もうちょっとやろか? もう飽きてへんか? 俺ひとのライヴ行ってもうそろそろ終わらんかなあと思うときある笑」
「まあ次の曲もみなさん知らん曲だと思いますが。後期グレイプバインの曲です。いつからが後期かって話ですけど」
Reverb
・全然後期じゃねええええええwwwwwwwwwって心のなかで超笑った……。
ミスフライハイ
・一番と二番の間でY字バランス?までいかないんだけど、一瞬右足をこうガッと上げる田中さん。あとこのときだっけな? 前に出てきてギターを弾いてて最前の客とふれあってて(?)それも驚いた……。
「響のホールは初めて来ましたが変な構造してますね。2階もあるんですよね? ……まったくなにも見えませんが」
(田中さんが喋らないと静まり返る客席に)「一挙手一投足を見守られるというのはこういう感じなのかと」
「あのー我々も福井に来たいと言ってないわけではないんですよ。ただ北陸三県の兼ね合いとかありまして。なのでみなさんイベンターに言っといてください。お客さんが入ればできますから。だいたい諸般の事情でできないっていうときの諸般の事情ってお客さんが入らないってことですから。なので我々も圧力かけとくんで、みなさんもいろんなところに『グレイプバインを呼べ』ってこう言っといてください」
「まあもう二度とLIFETIMEの曲はやらんけど。たとえ今後呼ばれたとしても。みなさんが知らん時代の曲ばっかやりますけども」
超える

アンコールではみんな今回の物販のTシャツを着て登場。
「これはSサイズ。Sを縮めるとこうなります。これをドSと言います。我々これからはドMでいこうかなと」
「次もLIFETIME大好きなきみらが知らん時代の曲をやります。……あかんこれけっこう真面目な曲なのに」
アナザーワールド
・この曲も青い照明が曲調とぴったり合っていて印象的でした。。


バインのライヴでこんな笑いまくるとは誰が想像したでしょうか……笑 かと思えばヒリヒリした緊張感に魅入られてしまうところももちろんあり、その対比がふだんのライヴよりもはっきりと出ていておもしろかったです。AX行けないってわかったときはショックというよりもああ縁がなかったんだな……と諦めを抱いたのですが結果として福井行けて本当に良かった。早くクラブサーキット行きたいです。楽しみすぎる!!